2009'11.24 (Tue) 17:53
11月23日(月・祝)、新宿ピカデリーにてティーチインが行われました。
満員の会場のなか、原作の三浦しをんさん、大森寿美男監督の楽しいトークに場内は暖かな笑いに包まれました。そのもようをお届けします!
<ティーチイン>
司会:始めての監督、また初めての作品の映画化ということで、お気持ちなどお聞かせください。
三浦しをんさん:嬉しかったですし、たいへん光栄に思いました。でもね、実写化は難しいんじゃないかって正直思いました(笑)。
大森寿美男監督:最初は脚本だけだと思っていたんです。まだ監督が決まっていない状態で、去年の箱根駅伝に、他のスタッフたちと大手町から箱根まで視察に行ったんです。ほとんど観光気分でした。で、箱根の温泉宿で露天風呂に入りながら、スタッフに「監督やったら?」と言われ、驚きとともに嬉しさでのぼせてしまいました…(笑)。でもちょっと焦りましたね、これ、自分で脚本書いててなんですが「映画になるのか?どうすんだ?」と。
箱根駅伝は前から大好きで、原作も、スポーツものというか青春物語というか、うらやましくも懐かしい、あっという間に過ぎてしまって記憶になってしまう時間、でもそれは一生残るもの。それが見事にとらえられていて、ぜひ映画にしたいと思った。半面、自分でも「実現するのか?」と。これはリスクの高い作品になるぞと思っていました。
まず脚本の段階で、しょぼい画だったりランナーがおかしいと思われたりしてしまうのでは…と、半信半疑(笑)。ハイジとカケルの出会いからラストまでは端折れないだろうとも思っていたし、相当長いので2時間に凝縮しにくい。どうやって構成しよう…といろいろ考えたんですが、ごまかすことはできないし、リアリティも重要。だったら「2時間のドキュメンタリーで見せたとしたら?」そういう思いになり、奇をてらわずに素直に作りました。
司会:三浦さん、映画をご覧になった感想は?
三浦:びっくりしました。作品にはなる、出来上がるだろうとは思っていましたが、予想をさらに上回っていて、演技を超えた熱というか…フィクションではないような、しかも感動を強要するような作品でもなくて、その人物の1年がしっかりと描かれていて、仕上がりに驚きました。
大森監督:作意が見えすぎないように気をつけましたね。
司会:キャスティングについてはいかがですか?
大森監督:こういうスポーツものに映える人ということで、カケルは林(遣都)くんにお願いしました。彼はいくつもスポーツの映画に出ているし、体力、心身ともに耐えられる人ということで。小出(恵介)くんは、こういう作品で看板を背負える人、そして彼の役者としてのポテンシャルに賭けました。演技力もあるし、ギラギラしていなくて、彼自身もコツコツやっていくタイプの俳優ですしね。
司会:三浦さんは撮影現場にもいらしたということですが、いかがでしたか?
三浦:大分のロケ現場にお邪魔しました。スタッフさんとかエキストラさんとか、想像を絶する人数がいらして…。しかもエキストラさんは随所で演技していて、なおかつ休み時間にはキャストさんたちに黄色い声援も送っていまして(笑)、楽しくて真剣な現場なんだなと思いました。撮影って多くの共同作業で成り立っているんですね。
司会:キャストの方ともお話されたんですか?
三浦:はい。小出くんも林くんも物語への解釈がとっても深いんです。国語の読解能力の深い人たちなんだなあとますます幸せな気持ちになりました。あと、イケメンはいい匂いがします(笑)。(水沢)エレナちゃんもいたから美男美女ですね。すっごくいい香りがするんですよ(会場笑)。
【質疑応答】
―物語を書くときに、イメージした人などいらっしゃるのですか?
三浦:書いているときに外見のイメージは全然ありません。まったく浮かんでいないので、そうですねー…ハダカ、もしくはTシャツにジーンズくらい…? そもそも若い俳優さんを全然知らないんですよ(笑)。小出さんも、「のだめ」の真澄ちゃん、あの爆発したアタマのイメージしかなくて(会場笑)。でも実際に拝見してみて彼の演技は素晴らしいと思いました。ハイジのあの腹黒い権力者的な部分と、オカンみたいな部分がすっごく絶妙。さらに他のみんなの気持ちを駆り立てるというところも完璧に演じてくれたと思います。
―キャラごとに色を設定していたのでしょうか?ハイジの赤い帽子や、王子の紫など…。
大森監督:衣装は色で分けるというのがわりとあるんですが、逆にそうしないように気をつけていました。ハイジはイタリアの下町にいる詐欺師のイメージなので、あの帽子なんです。双子については、片方は衣装が体にフィットしている、もう片方はふわっとしている。王子だけは、紫のイメージでやりました。
―最後、ニコチャン先輩の頭がすごいことになっていたんですが?
三浦:わたし、最後は涙でかすんでいてほとんどよく見えなかったんですが、あのニコチャン先輩は驚きましたね! あれは…しばらく外国を放浪したんじゃないでしょうかね? 映画は小説とはまた違って「あのあと彼らはどうなったのか?」を考える余地があって、逆にいろいろ想像して楽しめると思うので好きですね。
満員の会場のなか、原作の三浦しをんさん、大森寿美男監督の楽しいトークに場内は暖かな笑いに包まれました。そのもようをお届けします!
<ティーチイン>
司会:始めての監督、また初めての作品の映画化ということで、お気持ちなどお聞かせください。
三浦しをんさん:嬉しかったですし、たいへん光栄に思いました。でもね、実写化は難しいんじゃないかって正直思いました(笑)。
大森寿美男監督:最初は脚本だけだと思っていたんです。まだ監督が決まっていない状態で、去年の箱根駅伝に、他のスタッフたちと大手町から箱根まで視察に行ったんです。ほとんど観光気分でした。で、箱根の温泉宿で露天風呂に入りながら、スタッフに「監督やったら?」と言われ、驚きとともに嬉しさでのぼせてしまいました…(笑)。でもちょっと焦りましたね、これ、自分で脚本書いててなんですが「映画になるのか?どうすんだ?」と。
箱根駅伝は前から大好きで、原作も、スポーツものというか青春物語というか、うらやましくも懐かしい、あっという間に過ぎてしまって記憶になってしまう時間、でもそれは一生残るもの。それが見事にとらえられていて、ぜひ映画にしたいと思った。半面、自分でも「実現するのか?」と。これはリスクの高い作品になるぞと思っていました。
まず脚本の段階で、しょぼい画だったりランナーがおかしいと思われたりしてしまうのでは…と、半信半疑(笑)。ハイジとカケルの出会いからラストまでは端折れないだろうとも思っていたし、相当長いので2時間に凝縮しにくい。どうやって構成しよう…といろいろ考えたんですが、ごまかすことはできないし、リアリティも重要。だったら「2時間のドキュメンタリーで見せたとしたら?」そういう思いになり、奇をてらわずに素直に作りました。
司会:三浦さん、映画をご覧になった感想は?
三浦:びっくりしました。作品にはなる、出来上がるだろうとは思っていましたが、予想をさらに上回っていて、演技を超えた熱というか…フィクションではないような、しかも感動を強要するような作品でもなくて、その人物の1年がしっかりと描かれていて、仕上がりに驚きました。
大森監督:作意が見えすぎないように気をつけましたね。
司会:キャスティングについてはいかがですか?
大森監督:こういうスポーツものに映える人ということで、カケルは林(遣都)くんにお願いしました。彼はいくつもスポーツの映画に出ているし、体力、心身ともに耐えられる人ということで。小出(恵介)くんは、こういう作品で看板を背負える人、そして彼の役者としてのポテンシャルに賭けました。演技力もあるし、ギラギラしていなくて、彼自身もコツコツやっていくタイプの俳優ですしね。
司会:三浦さんは撮影現場にもいらしたということですが、いかがでしたか?
三浦:大分のロケ現場にお邪魔しました。スタッフさんとかエキストラさんとか、想像を絶する人数がいらして…。しかもエキストラさんは随所で演技していて、なおかつ休み時間にはキャストさんたちに黄色い声援も送っていまして(笑)、楽しくて真剣な現場なんだなと思いました。撮影って多くの共同作業で成り立っているんですね。
司会:キャストの方ともお話されたんですか?
三浦:はい。小出くんも林くんも物語への解釈がとっても深いんです。国語の読解能力の深い人たちなんだなあとますます幸せな気持ちになりました。あと、イケメンはいい匂いがします(笑)。(水沢)エレナちゃんもいたから美男美女ですね。すっごくいい香りがするんですよ(会場笑)。
【質疑応答】
―物語を書くときに、イメージした人などいらっしゃるのですか?
三浦:書いているときに外見のイメージは全然ありません。まったく浮かんでいないので、そうですねー…ハダカ、もしくはTシャツにジーンズくらい…? そもそも若い俳優さんを全然知らないんですよ(笑)。小出さんも、「のだめ」の真澄ちゃん、あの爆発したアタマのイメージしかなくて(会場笑)。でも実際に拝見してみて彼の演技は素晴らしいと思いました。ハイジのあの腹黒い権力者的な部分と、オカンみたいな部分がすっごく絶妙。さらに他のみんなの気持ちを駆り立てるというところも完璧に演じてくれたと思います。
―キャラごとに色を設定していたのでしょうか?ハイジの赤い帽子や、王子の紫など…。
大森監督:衣装は色で分けるというのがわりとあるんですが、逆にそうしないように気をつけていました。ハイジはイタリアの下町にいる詐欺師のイメージなので、あの帽子なんです。双子については、片方は衣装が体にフィットしている、もう片方はふわっとしている。王子だけは、紫のイメージでやりました。
―最後、ニコチャン先輩の頭がすごいことになっていたんですが?
三浦:わたし、最後は涙でかすんでいてほとんどよく見えなかったんですが、あのニコチャン先輩は驚きましたね! あれは…しばらく外国を放浪したんじゃないでしょうかね? 映画は小説とはまた違って「あのあと彼らはどうなったのか?」を考える余地があって、逆にいろいろ想像して楽しめると思うので好きですね。
こんにちは。
楽しい様子が伺えるレポートをありがとうございます♪
是非またこのよう機会を設けて、各劇場さんにも『風が強く吹いている』はまだまだ粘り強く走り続けるところを見せつけてくださいね〜。
(゜ω゜)ノ
楽しい様子が伺えるレポートをありがとうございます♪
是非またこのよう機会を設けて、各劇場さんにも『風が強く吹いている』はまだまだ粘り強く走り続けるところを見せつけてくださいね〜。
(゜ω゜)ノ
けみ | 2009年11月24日(火) 21:31 | URL | コメント編集
ティーチイン行きたかったが、行けませんでした。
このティーチインのスペシャルムービー公開はないでしょうか。
やっぱりとっても楽しそう。この演出はこういう意味だったのかと思います。
なるほど。ニコチャンの頭は一体何があったのかと思っていました。
色々想像すると楽しいです。
このティーチインのスペシャルムービー公開はないでしょうか。
やっぱりとっても楽しそう。この演出はこういう意味だったのかと思います。
なるほど。ニコチャンの頭は一体何があったのかと思っていました。
色々想像すると楽しいです。
くるるん | 2009年11月25日(水) 20:02 | URL | コメント編集
・・・唐辛子な彼、故のことかと思っておりました(笑)。
ちらちらとみなのセリフの中に、「詐欺師」 という言葉は
出てきておりましたが
、
ちょっぴり「はめられた!」と思いつつも、なお走る・・・
アオタケのみんなの絆に感動、でした(*^−^*)。
「王子さん」紫・・・なのはなぜでしょう?
心理学的不思議、でしょうか。
双子くん・・・そんな秘密が!今度見るときのチエック項目が増えました(笑)。
楽しいトークの模様レポ、ありがとうございました!
ちらちらとみなのセリフの中に、「詐欺師」 という言葉は
出てきておりましたが
、
ちょっぴり「はめられた!」と思いつつも、なお走る・・・
アオタケのみんなの絆に感動、でした(*^−^*)。
「王子さん」紫・・・なのはなぜでしょう?
心理学的不思議、でしょうか。
双子くん・・・そんな秘密が!今度見るときのチエック項目が増えました(笑)。
楽しいトークの模様レポ、ありがとうございました!
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